冬のエゾノコリンゴ

冬のエゾノコリンゴ

エゾノコリンゴは北海道に自生するリンゴの原種のひとつ。

果実が多く、冬季間は野鳥の餌になります。

これもレンジャクなどが一気にやってきて、イナゴのように食べ尽くして去っていきます。

今年、このリンゴを播種して育てようと思っています。

種子の発芽条件は、低温化と発芽抑制物質の除去です。

つまり冬の寒さと、種子から果肉を取り除くことです。

落葉樹の多くは、落葉期の前の時期に発芽してしまわないように『寒さ』を経てから発芽できる仕組みになっています。

更に、果肉には発芽を抑制するホルモンが含まれています。これは、鳥などが種ごと食して、裸になった種をばら撒いてくれてから発芽できるようになっているからです。

エゾノコリンゴの果実を摘み取り、桜の咲く頃に果肉を洗い落としてから播種します。

エゾノコリンゴは養蜂にも優れているそうです。

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