ヤドリギは樹上にある寄生植物。
ハルニレの樹上に宿っています。
この植物は幸福を運ぶとかの言い伝えがあるとか。
早春には赤い果実をつけます。
その果実を鳥達が食し、種がばら撒かれるということです。
種には消化されない粘着質の液が付着しており、それが木の枝から落ちずに枝に付着して発芽する仕組みです。
ヤドリギは鳥達が留まる樹に集中して取り付きます。
沢山のヤドリギが付いている樹もあれば、まったく付いていないものもあります。
付いている樹の近くの樹は結構付いていることが多いです。
よく付く付いている樹は大木のハルニレが多いですが、ナナカマドに付いているのもよく見かけます。
ナナカマドは赤い実を付けるので鳥達がよく留まるためです。
鳥達がとまりやすいためでしょうか、大木のドロノキにもついています。
欧州にも近縁種があり、そちらは白い実が成るそうです。