フランスギク

フランスギク

美しい花ですね。由緒正しきキク科の仲間という感じです。

この花 嫌いではありません。

ただ、北海道で大繁殖しています。

侵略的外来種の一つです。

外来種は全てが環境に害を与えるということではありません。

栽培場所から環境に逃げ出し、自然繁殖するものの影響が心配されるということです。

その大繁殖により、在来植物の生存環境を駆逐することが問題とされています。

たんぽぽが良い例です。

ある大学が牧畜の研究のために持ち込んだ西洋たんぽぽが環境に逃げ出し、在来種の日本のタンポポがほぼ絶滅しました。

その影響は全国に及びます。日本タンポポを探しても見つかりません。

このフランスギクは繁殖力旺盛で、今季の種が周りに落ちれば一気に広がります。

逃げ出すのですね。札幌市内ではタンポポと同じくらい繁殖しています。

一見きれいですが。

綺麗なんだから増えたって良いだろうという人は結構多いのが現状です。

このことについて考える機会を持つこともSDGsなどの理解に繋がるでしょう。

この植物マーガレットだという人もいます。

花がそっくりですが、マーガレットではありません。

マーガレットは環境に逃げ出さないと言われています。

公益財団法人日本生態系協会員

ビオトープ計画管理士

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