冬枯れになったシラカバ。
樹皮が剥がれて白さが更新されるのは冬の終わり頃になりそうです。
これから長い冬を超えますが、シラカバは寒そうには見えませんね?
雪の色を溜めて、冬に同化しているので元気そうに見えます。
北国ではどこそこに当たり前に立っているシラカバです。
冬の方が目立ちます。
樹高は結構高くなり、大木だと20mくらいに成長します。
群生を作る木々はそのような大木にはならず、数十年来の台風・強風では林ごとなぎ倒されることが多い樹種です。
強度が弱く、水気が多いのです。
材料はもっぱらパルプで、紙の原料です。
木材にはなりません。
樹形は卵型で細身になる傾向があります。
雪が枝に乗らないようになっているのですね。
近縁種でダケカンバがありますが、こちらは広がった樹形です。
ダケカンバの生えている高山は強風が吹き荒れることが多いので大枝を手にした広がりのある形です。
その枝の表情は環境の激しさを表しています。
ダケカンバも見て下さい。